約2週間の欧州出張(パート2)

過去半年間にわたり、何度か、主催者様のご担当者様と面談したり、
お電話やメールで打ち合わせをさせていただき、いよいよ出発は
明後日、25日の月曜日に迫りました。
この日は、早朝から、ひとまず滋賀県の(公財)全国市町村研修財団に
向かいます。こちらで、月曜と火曜の2日間、今回の参加者の方々を
対象に、ダイバーシティ(多様性)とワーク・ライフ・バランス
(仕事と生活の調和)について基本的な研修を行ったり、事前に準備
されている参加者の方々の事前課題研究の発表をうかがい、それに
対する講評をさせていただいたりといった時間を持たせていただきます。
そして、水曜早朝に、滋賀の研修所から、みんなでそろって関空に
向かいます。ドイツ、フィンランドとまわり、帰国は来月6日の朝。

ここで、母への告知について、少し触れておきましょう。

昨年暮れに、交通事故に遭ったこともあり(幸い、ほぼ無傷でしたが、
この事故の詳細はこの前のブログにも記載しています)、あれ以来、
私の身に、もし何か起こって同居不能になるかもしれないことを想定し、
そんな時にもあわてなくてもよいように、今年の春から、何軒か、母に
ショートスティを体験してもらう機会をつくるようにしてきました。
母にとって、できるだけ居心地が良い、お気に入りの施設を見つけておく
ためでした。施設のオープンデーサービスの機会に、2人で見学に
行ったりしているうちに、一か所、お気に入りの施設が見つかりました。
そこでは、月曜と木曜には麻雀をすることも可能なようで、麻雀好き
の母にとっては、願ったりかなったりのことでした。自宅から近くの
西宮市にあるので、安心感も増すようです。

まだ出張のことを告知する前の、8月の最終週末の金曜、土曜の
1泊2日でその施設に体験ショートスティに行った結果、お話し
相手になってくださる利用者様も多かったようですし、スタッフの
方々もみなさん、とてもご親切で行き届いたケアをしてくださると
本当に気に入ったようでした。おまけに、土曜日には、大好きな
麻雀にも興じられたらしく、土曜の夜に迎えに行った際には、
嬉しいことにポジティブなコメントしか出てきませんでした。

今まで過去数年間にわたり、何カ所かで、ショートスティを体験
してきた母ですが、いつも必ず何かしら、ネガティブなコメントが
あるのですが、今回の施設では、それが全くありませんでした。
私は、心の中で、今度の出張時には、ここにショートスティして
もらえるな、と思い、安心していました。

そのショートスティを体験した週明けの火曜日に、毎月の定期訪問
に来られたケアマネージャーさんを前に、出張のことを告げました。
第三者が同席してくださっているほうが、母の取り乱し度合いが少ない
のではと思った結果の戦略でした。もちろん、肩ががっくりと下がり、
しょんぼりした様子の母でしたが、思っていたよりも落ち着いて
受け入れてくれました。

母にはずっと内緒でしたが、ケアマネージャーさんや日頃お世話に
なっているヘルパーの方々には、事前に相談しながら、どのような
対処方法があるかなどを検討し、水面下でひそかに動いていたのですが、
やはり、いざ、告知となるといささか勇気がいるものでした。そのため、
前日に、ケアマネージャーさんにお電話で、明日来られた際に、母に
告知しようと思うことを伝えて、可能な限り、サポートをしていただく
ようにとお願いしていました。

事前に、ワープロで私の出張中の母の予定を表に打ち出しておいて、
それを前に、日々、どういう予定で母のケアをしていけるのかという
ことを説明しました。私から、「青天の霹靂(後日、母が私に、まさに
そういう心境だったと打ち明けられました)」とも言える告白をされた
後だったので、いろいろ説明していても、当時の母にとっては、
馬耳東風といった感じでした。

その後、ショートスティ先の予約や訪問介護ヘルパーさんの確保など
にあたったのですが、計11泊の私の不在中、母がショートスティに
行くのは、とびとびで、1泊2日を2回、2泊3日を1回と、計4泊
だけにとどまり、残り7日の夜は、できるだけ遅くまでヘルパーさんに
滞在していただき、翌朝もできるだけ早く来ていただくようにお願い
して、一人で寝ることになりました。夜中に何かあると困るなぁと
心配は尽きませんが、猫たちと会えなくなるのがイヤだと、母自身が
外泊はあまりしたくないと言うので、仕方ありませんね。

出発が迫る昨日の朝、母が、とても嬉しいことを言ってくれました。
「2週間、怪我や病気で入院して、そばにいないなんてことを思ったら、
比べようもないほど、良い仕事の機会なんだから、良いことだと
思わなきゃね」と、朝食をとる私を前にして母がポツリと話しました。
「すっごく良いこと言ってくれたね。頭いいやん!そんな風に
言ってくれると、ほんとに助かるわ」と私が言うと、私の告知以来、
毎日、そう言い聞かせ続けてると母。ちょっと、いやかなり、感動
しました。今までにも何度も思っていることですが、この母の娘に
生まれて良かったなと、改めて思った瞬間でした。(パート3に続く)


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