宮古島から無事帰還して早やひと月…。

23日に宮古島から無事帰還してから、約ひと月が経過。
旅の途中、毎晩、母に電話をかけ、様子を尋ねながら、
身の周りにあふれる自然を肌で感じ、母の居ない空間で
アーツセラピーを通じて知り合った素敵な仲間たちと共に
過ごす時間を満喫。

年中、咲き乱れているというハイビスカスとブーゲンビリア。
聞いたこともないようなきれいな声でさえずる鳥たち。
子どもの頃は、自宅の庭でも簡単に発見できたのに、
今はもう、うちの周りでは、ほとんど見かけなくなった
カタツムリもそこかしこに。
散歩で訪れた海。目に染みる青さ。
あのきれいな風景は忘れられない。
磯だまりで見つけたカラフルな魚たち。
砂浜に座り、みんなでほおばって食べたおにぎりの
おいしいこと! まさに、命の洗濯ができた気がする。

電話では元気そうな声を出していた母だったが、
5日目の午後、帰宅すると、心なしかひとまわり小さく
なったように見えた。やはり5日間、私がそばに居ないと
不安だったのかも…。でも、そう見えたのも束の間。
夜には、よく笑い、よくしゃべりながら、用意した牛しゃぶを
旺盛な食欲で 食べてくれた。

5日も離れていたのだから、できるだけ優しく接してあげようと
思っているのだが、ついつい、いつもの自己中的な物言いに
反論してしまう。直後に イカン、イカンと自省の念にかられる。
友人にこの話をすると、『5日くらい離れたぐらいで、優しくなれたら
世話ないよ」と言ってくれた。少し気が楽に…。

母も宮古島は行ったことがない場所だけに、行きたかっただろうな
と思うと、可哀想な気もしたが、いつか、この埋め合わせを
少しずつでもしてあげればいいか、と自分を言い聞かせる。

留守の間、母のお守りに協力してくれた友人、知人に感謝の
気持ちを抱きつつ、今回の初チャレンジが何事もなく終わった
ことにつくづく感謝する。何事もないようにと、天国から
見守ってくれていただろうと思う亡き父にも感謝だ。

この5日間の旅を終えて、私も母も一歩前進できたとしたら
嬉しい。少なくとも、私の中では、一つのハードルをクリア
できたので、つくづく、思い切って行って良かったと思う。
今夜もヘルパーさんが帰られた後、私が帰宅するまでの
数時間、一人で過ごす母のことは確かに気がかりだ。
でも、5日間、無事に過ごせたんだから、夜の数時間くらい、
一人で過ごしてもらえるはずだと思えるようになれた。
このことは、 自分では、一つの大きな進歩だと思える。
母には黙っているが、これを機会に、これからも、
時には旅に出よう。そうして、程よい距離を保つことも
『頑張らない介護』を続けていくためのコツかもしれない。


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