Walking Meditation

先日、Walking Meditation (ウォーキングメディテーション)なるものを
初めて体験した。 日本語訳は、『歩く瞑想』とでも言うのかな。

秋晴れの青空の下、初めて訪れた京都のとある神社の境内を
静かに黙って、深呼吸をしながら、呼吸に合わせて、ゆっくりと
歩いて散策するのだ。複数名のお仲間も一緒に歩いたのだが、
それぞれが歩きたい速度で、歩きたい場所をただゆっくりと
黙って歩き続ける。

日頃はせっかちな性格もあり、かなりの速度で歩く私にとっては
ゆっくり歩くというのは、初めての経験。おしゃべりも大好きな
私が、誰ともひとこともしゃべらずに、ただひたすら20分程
時間をかけて歩くということも初体験。
そこで気づいたことは、たくさん!

風に揺れる木の葉のざわめきや様々な小鳥があちこちでさえずる、
それらの音のなんて、耳にやさしく、美しいこと。
黙って聞いているだけで、心が洗われるようだ。
木々の葉っぱの色づきや、苔むした大樹の幹にそっと手を当て、
その古木が見つめてきたであろう歴史に思いを馳せると、
自分の存在が、なんてちっぽけなものだろうと痛感。
木の枝や幹に宿るやどり木や、それほど太くない木の幹にからむ
目にも鮮やかな赤色の蔦を見ては、その生命力のすごさに感動。

いつものように誰かとおしゃべりしながら、せかせかと歩いて
いては、絶対に体感することができなかったと思う。
普段、何げなく目や耳にしている筈の景色や音が、これほど
新鮮な発見になろうとは、自分でもいささか驚いた。
本当に素敵な体験だった。

一つ、面白かったことがある。おりしも季節は七五三、神社には
家族連れの参拝客が何組かお参りに来られていて、その人たちが、
無言であちこちをゆっくりと歩き回る女性たちの集団を見る目だ。
変な宗教団体かと思われたかもしれないが、まぁ、人がどう
思おうと、誰かに迷惑をかけている行為ではないので、
人目は気にせずに、またいつか、Walking Meditationを
一人でもやってみようと思っている。


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