アドラーの教え

先日、ブログに書いた、最近、脚光を浴びつつある、
オーストリア出身の心理学者アルフレッド・アドラーの 教えに
基づいて書かれた「嫌われる勇気」の中の一節で、
印象に残った言葉を紹介しよう。

同書の中には、印象に残った言葉は、数多く出てきたが、
先日のブログのテーマである『怒り』に関することで、
特に印象に残った言葉がこれだ。
「他者はあなたの期待を満たすために生きているのではない」
その後に、「相手が自分の思う通りに動いてくれなくても、
怒ってはいけません。それが当たり前なのです」と続く。

この一節を読んだ時に、正直、ハッとした。
当たり前のことなのだが、目からうろこが落ちた気がした。
すなわち、混雑する駅のホームで後続歩行者のことなど
お構いなしにスマホを見ながら歩く人たちは、私の期待を
満たすために存在している訳ではないのだ。そう思うと、
そういう人たちに対しても、ちょっとは寛大な心になれそうだ。

齢83歳の母も、当然、私の期待を満たすために存在している
のではないのだ。12月に84歳になる母。若いころに比べて、
精神的にも肉体的にも、その機能が弱くなってきていることは
私の比ではないはず。そう頭ではわかっていても、日頃、べったり
一緒に居ると、ついつい期待通りに動いてくれない母に対して、
イラッとくることが多々ある。でも、これからは、アドラーの
教えを思い出すことにしよう。そうすることにより、日々、
小さな怒りが一杯になりがちな、私の心も少しは安定するのでは
ないかと思う。

アドラーさんの教えは、なかなか奥が深い。さらに勉強してみたく
なり、違う本も買って読んでみた。来年の1月には還暦を迎えると
言うのに、まだまだ人間として成長途上である自分を痛感する。
本当に、人生、日々、勉強だ!


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