真のリーダーの言動とは…

土曜、日曜と二夜連続で放送された特別番組「リーダーズ」。
愛知県の某自動車メーカーの創業者の話なのだが、日本初の
国産自動車を製造するという快挙を成し遂げたリーダーが、
次から次へと発揮するリーダーシップスキルに感動した。

目先のことではなく、数年先を見据えた発想、そしてその夢が
実現した時には、人々がどんな光景を見ることができるのか、
事ある毎に熱く語り続ける。更に、彼の素晴らしいところは、
ただ語り続けるだけでなく、自らも作業着に身を包み、
油で汚れた床に這いつくばり、顔も手も真っ黒な油まみれに
なりながら、社員と一緒に現場で働き、苦楽を共にする。
文字通りの率先垂範だ。その姿に、まわりにいる多くの人達が
影響を受け、行動を変えていく。まさに真のリーダーの姿だ!

また、要所要所に彼が発する、リーダーとしてのいわゆる
“殺し文句”も心に残った。もちろん社長は、その言葉を決して、
単に部下を喜ばせるために口先だけの“殺し文句”として
発しているのではなく、心の底から、正直な自分の気持ち
として発しているわけで、これは人を育てる上でとても
大事なポイントだ。

何度も何度も失敗を繰り返しながら、ついにエンジンが完成した時、
担当技術者の肩をがっしりとつかみ、彼の顔をのぞき込んで、
かけた言葉が、『あんたに頼んで良かった!』 だ。
こんな風に言われたら、それまでの苦労も吹っ飛ぶことだろう。
次に心に残った言葉は、『やれるのはあなたしかいない!』
というもの。こんな風に言われた人は、さぞやモチベーションも
上がり、「よし、がんばろう!」という気になることだろう。

一大企業に成長しつつあったところ、戦後の不況で経営不振に陥り、
多額の融資を受けたため、銀行が経営指導に乗り出すことに…。
それまではなんとしても人員整理だけは避け続けてきた社長が、
ついに断腸の思いで銀行からの勧告を受け入れることを決断。
それを全社員に伝える際、『すまなかった!こういう事態を
引き起こしたのは、すべて俺のだらしなさが原因だ』と謝り、自らも
社長を辞して責任を取るという潔さ。

3月11日付けのブログにも書いたが、やはり優れたリーダーは、
過ちを犯した時、素直に自分の非を認め、みんなの前で謝る潔さを
持っているものだ。

こういう言動ができる、真のリーダー達に、日本を、そして世界を
動かしていただきたいものだ。


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