必要とされてるってこと…

先日、ある女性と食事をしていた時のこと。
その方は70代前半の女性。とは言え、とてもお綺麗で
凛として若々しく、その年令には絶対に見えない。
36年間、東京でご自分のお店を経営されていたが、数年前に
整理をされ、郷里である大阪に戻って来られた。
以来、折にふれ、食事にお誘いしたりして、母と一緒にお目にかかり、
再会のひとときを楽しませていただいている。

長年、趣味で日本舞踊をなさっていて、その腕前は師範クラス。
そのお稽古仲間が集われる、毎年恒例の新年会があるとのことで、
「毎年のことなんだけど、この歳になると、なんだか、そういう集まりに
顔を出すのが、いささかおっくうになっちゃうのよねぇ。でもまぁ、
行けば行ったで、楽しいこともあるんだけどね」と苦笑された。

それを聞いて私は、「そうですよ~。行かれたらお仲間にも会えるし、
楽しいこと、あるかもしれないですよ~。それに、そうして毎年、お呼びが
かかるってことは、必要とされてるってことですし…」と返した。
すると、その方は、急に笑顔を浮かべ、
「あぁ、そっかぁ。そうなんだ~。お声がかかるってことは、必要とされてる
ってことなのよねぇ。あぁ、いいこと、聞いたわ~。新年会、行くわ!」と
輝くような笑顔を見せられた。

人は、生きている限り、誰かと、また、何かとつながっていて、誰かに
何かを求められているってことは、必要とされているってことなのに…。
それって、当たり前のことなのに、誰かに言われて初めて気づくことなの
かも知れない。そういうことって、普段、なかなか自分では思いつかないこと
なのかもしれない。そう考えると、私も、誰かからお声がかかる集まりには、
時間が許す限り、顔を出そうと改めて思った。
もちろん、限りある時間、常に優先順位の設定は大事だけど…。


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