七草粥と母の愛

1月7日の今日は、七草粥【下記*参照】の日。
最近は便利になり、スーパーで七草粥セットなるものがあり、
七草が全て揃った状態でパックに入ったものが売られている。
そして、おかゆも、白粥なるものが、同じようにパックに入って
売られている。それをお鍋に入れて、少し味をつけて、
焼いたお持ちを入れて温めるだけで出来上がる。

昨夜、母が、『お餅はどこ?』と騒いでいるので、
『お餅がどうしたん?まさか今から食べるんじゃないよね?』
と尋ねる私に、母が答える。
『明日は七草粥の日やから、朝からお餅入れて炊こうと思って』と。
『明日も朝早くから仕事に出かけるんだから、そんなん、朝から
ゆっくり食べてる暇ないよ~。帰ってきてから夜に食べるから、
朝は何もせんでいいいよ』と答える私。

最近、母は、毎朝、5時過ぎに一度は起きている。
どちらかというと、宵っ張りで早起きは苦手な母だが、
お腹をすかせた老猫に起こされ、朝ごはんを与えるために
否応なしに毎朝、起きているようだ。もちろん、その後、再び、
ベッドに戻り、ひと眠りし、本格的に起床するのはかなり後だ。

その母が、今朝は猫に朝ごはんを与えた後、ひと眠りしてから、
また、7時前に起き出して台所に向かおうとしている。
てっきり、寝ぼけているものと思い、『どうしたん、まだ7時前だよ。
寝ぼけてるんと違う?』と言うと、『あんたに七草粥を作ったげよう
思って起きたんやん』と憮然と答える母。
『夜に食べるからいいって言うてたのに…』と答える私の声は無視し、
母は、既に台所でお餅を焼き始めている。

七草粥を作るだけ作って、また、ベッドに戻って行く母の背中に、
思わず、『ありがとう』と声をかけた。
お鍋に入った七草粥を温めて、2個入っていたお餅もきっちり完食。
昨年12月23日に、御年84歳を迎えた母の愛に感謝!
七草粥と母の愛情で、寒い朝から体が温まり、ほっこりした気分。

*七草粥とは、正月7日に無病息災を祈って、春の七草(セリ、
ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を
入れて炊いた粥。(暴飲暴食気味の)正月に疲れた胃腸を
休めるために食べるとも言われている。


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