果たして女性はいかに老いるべきか、だって?!

新聞紙上で見つけた、主な読者は男性だと思える某週刊誌の見出し。
キャロライン・ケネディ米大使の「自然なしわ」論争という大見出し。
その横に続く小見出しには、こう書かれていた。
  紛れもなくアメリカ屈指のセレブの一人でありながら、彼女はその顔に
  刻まれた年輪のようなしわを隠す素振りもない。他方、老境に達し、
  不自然なまでに若々しい姿を保った大和なでしこもいる。
  果たして女性はいかに老いるべきか。

見出しの下には、キャロライン・ケネディ大使の顔写真と日本の大女優
である三田佳子、吉永小百合、黒木瞳の顔写真も掲載されていた。

当の週刊誌を購入し、記事を読んだわけではないので、あくまでも
この見出しだけを見て、思いつくままに書かせていただくと、
果たして女性がいかに老いるべきか、なんて他人がとやかく言うこと
ではないじゃん、正直、大きなお世話じゃ、というのが第一印象だ。

60年近く生きてきたが、「果たして人はいかに老いるべきか」という、
ある種、哲学的なテーマで論じられている書物は目にしたような記憶が
あるが、いまだかつて、「果たして男性はいかに老いるべきか」という
論点で書かれた書物は見たことがない。

しわを見せたくないから、美容整形でリフティングをしたいと思う人は
そうすればいいし、人間、自然のままがベストという信念をもち、
白髪も染めず、しわも隠さずに自然体でいようと思う人は、そのままで
いいではないか。

自分が健康で、ハッピーで、人に迷惑をかけずに老いることができれば、
しわを見せようが、人工的に隠そうが、そんなこと別にどっちでも良いこと
なのに、と思わずにはいられない。こういう記事が、週刊誌のネタに
なるような国では、残念ながらダイバーシティ(多様性)の尊重と活用推進が
遅々として進まないという現実も頷ける気がする…。
いやはや、なんとも残念なことだ。


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