「私にとっては…」が、”キーワード”

9月に入り、暑い夏もようやく一段落した感じがするが、それでも日中は
秋の日差しが強く、まだ暑い日もある。

秋と言えば、芸術の秋。この春から、私の中に新たに入ったスイッチ、
アートセラピー。講師の森すみれ先生が代表をされている任意団体、
アーツコミュニケーションラボ主催のアートイベントが、先週末、
神戸デザイン・クリエイティブセンター、通称KIITOで開催された。
9月7日と8日の2日間、ボランティアのお手伝いも兼ねて初参加。
その時、気づいたことがあった。まさに、日々勉強を痛感!

お一人の出展者が雨の中、荷物の運搬が大変とのことで、急遽、私の
車に同乗されることに…。開催場所のKIITOは、神戸税関の東向かい。
最寄りの駐車場は税関北側の阪神高速の高架下。
停める場所によっては、雨もかからず、なかなか良い感じ。
そして、一日の最大駐車料金は1000円。駅チカではないが、神戸の
町なかで、この価格はかなりお得と思った私…。

翌日、同じくボランティアでお手伝いをしている方と会場で駐車場談義になり、
その時、「一日停めて1000円って安いですよね」と言う私に、その方は、
「私にとっては、あそこで1000円は高いのよ」と。私の気付きは、この
「私にとっては」という言葉…。

「あそこは高いわよ」といきなり言われると、素直に「安い」と思い、相手の
価値観は違うかもということなど何も考えずに、そう発言した私の価値観を、
全面的に否定されたような気持ちになったかも…。でも、
「私にとっては」という枕詞があったので、そんな気持ちにならずに済んだ。
それどころか、逆に私自身、その発言を聞いて、私も、「私にとっては、
安いと思った」と言えば良かったんだなと反省した次第。

例えば、美味しいお店を誰かに勧める時に、「あそこは美味しいわよ」と
断言すると、自分の価値観を押し付けることなる。「私にとっては美味しいと
思えたよ」と言うことで、「あなたはどうか知らないけど」という意味を含む
ことになり、相手の価値観を尊重する気持ちが伝わるのではないだろうか。

美味しい物好きの母は、何か美味しいものがあると、往々にして、「これ、
美味しいよ」と周りに勧める傾向がある。母からその発言が出るやいなや、
いつも、「ママが美味しいと思う物でも、誰もがそう思うとは限らないんだから、
私は、美味しいと思うけど、って言わなアカンよ」と注意してきた私…。でも、
今回の体験で、他人のことは言えても、自分が出来ているとは限らないんだ
ということを痛感。まさに、“人の振り見て我が振り直せ”という諺通りだ。

ダイバーシティの尊重と活用推進をライフワークにしている私。これからは、
「私にとっては」という言葉をキーワードの一つにしよう。


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