「無礼で軽率」?

日曜日の朝刊の記事。
アメリカのオバマ大統領とトルコのエルドアン首相が
ホワイトハウス前(戸外)で会見をする写真が掲載されていた。
当日は雨が降っていたらしく、両首脳の隣には海兵隊兵士が1名ずつ
二人が雨に濡れないように傘をさしかけている。

この様子を見た保守派から、「無礼で軽率」との非難の声が
上がっているそうだ。制服を着た男性兵士は傘を差してはならない
という海兵隊の規則があるためらしいが、戸外の記者会見で途中から
雨が降ってくれば、客人が濡れないように傘を差しかけるのも
おもてなしの一つではないだろうか。

記者会見に臨む本人が自分で傘を差してスピーチをするというのも
身振りや手ぶりが出来ず、やりにくいものと察する。
その時に、たとえば客人だけに傘を差しかけ、大統領は濡れたまま
というのであれば、おそらく客人は、大統領が濡れているのに、
自分だけ傘を差してもらうわけにはいかないと遠慮をし、辞退される
のではないだろうか。

保守派のニュースサイトでは、兵士は規則に基づき傘を持たないよう
きびしく叩き込まれるのに、軍の最高司令官である大統領が規則違反
を命じたと糾弾したらしい。共和党のペイリン前アラスカ州知事は、
Facebookで「大半の米国人は自分で傘を差すものだ」との皮肉を
書いたそうだ。

遠路はるばる来られた客人を濡らすことのほうが、よっぽど
「無礼で軽率」ではないかと思うのは私だけだろうか?
結局、この件については、海兵隊報道官は、規則の存在は
認めた上で、「大統領が指示した任務」を実行しなければならない
という別の規定もあると指摘し、「酌量すべき事情」があったとの
認識を示したらしい。

世の中には、少し冷静になって考えてみると、その事実の裏には
様々な事情があることがわかり、認めて、受け入れられることも
多いのに、なぜか表面的なことだけを見て、とらえて、批判を
してしまう人も多いということだ。自分も気をつけねば、と
思った次第だ。

もう一点、この記事で面白いなと思ったことは、制服を着た
男性兵士は傘を差してはならないということだ。ってことは、
女性兵士は傘を差してもいいってことなんだ。さすが、レディー
ファーストの文化は海兵隊にも生きてるんだ。確かに、男性の
兵士のヘアスタイルでは多少の雨にぬれても問題なさそうだが、
女性のヘアスタイルだど、ちょっと困る人もいるかもしれない。
でも、戦闘中ならいざ知らず、男性兵士も差したい人は、別に
傘位差したって良さげな気もするけどな…。


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