心温まるできごと

新年早々、心が温まる出来事に遭遇。
それも、同じ日に、立て続けに2回も…..。

日曜日に、母を連れて西宮ガーデンズまで、映画鑑賞に出かけた。
母が車椅子利用なので、映画鑑賞の際、上映終了後はいつも、
他のお客様の邪魔にならないように、全員が退場されてから、
ゆっくり退場することにしている。

母を座席から立たせようと手を貸している私の右手には、久々に
満喫した映画館ならではのスナックや飲み物を入れたカップの
残骸が乗ったトレイが….。すると、まさに退場されようとしていた
最後のお客様カップルの男性の方が、『それ、一緒に持って
行きましょう』と私が持つトレイを指しながら、声をかけてくださった。

『いえいえ、そんな、大丈夫ですので』と答えたところ、それでもなお、
『いやぁ、いいですよ。ついでですから』と、ご自身も、トレイを一つ
持っておられる男性。せっかくのご好意でもあるし、そこまで言って
くださるならと思い、『そうですかぁ。それではお言葉に甘えて、
お願いいたします。ご親切にどうもありがとうございます』と
お願いした次第。

その後、帰途につこうと、外のタクシー乗り場で待っている時にも
再び感動することが……。日曜の夜だからか、タクシーの数が少ない
ようで、私たちより先に既に4組ほどの方が並んでおられた。
幸い、風が無かったので、それほど寒さは感じなかった。とはいえ、
83歳の母にとっては、やはり寒さが身に沁みたようだ。
ストールを頭からすっぽりかぶり、まるで、ひと昔前に一世を
風靡した映画、“ET”の一場面、ETが毛布をかぶった状態を
思い出す。

さて、ようやく残るはあと1組という時に、タクシーが1台到着。
すると、私たちの前の1組の、多分ご夫婦とおぼしきお二人が、
私たちの方を向いて、『どうぞお先にお乗りになってください』と、
声をかけてくださるではないか!
『いえいえ、そんな、せっかく今までお待ちになっていたのに…。
きっともうすぐ来るでしょうし、どうぞお先にお乗りになってください』
と答える私たちに、『うちはすぐ近くですし。どうか気になさらないで、
お先にどうぞ』と、更に勧めてくださった。
タクシーの運転手さんも、『今、無線で配車の連絡、入れましたし、
後続車もすぐ来ると思いますので』とおっしゃってくださり、
またしてもご好意に甘えさせていただくことに….。

エレベーターから降りる際に、ボタンを押して待っていてくださる方も
いれば、『時間がかかるので、お先にどうぞ』と言うと、無言でさっさと
先に降りて立ち去って行かれる方もいるという現実に直面した後に、
同じ日に、しかもごく短時間の内に、2度もこのような、心温まる
配慮をしてくださる方が2組もいらしたという事実に、母と2人、
いたく感動!新年早々、心も体も、あったまったひとときであった。


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