トンネル崩落事故に思いを馳せて…..

またしても悲惨な災害事故が発生…。山梨県を走る中央高速道で
突如、発生したトンネルの天井崩落。時間が経つにつれ、人災と
呼べる事故ではないかという思いを強くするのは私だけではないの
では……。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りする。
また、負傷された方々が一日も早く回復されることを祈る次第だ。

あれだけの大事故、復旧にが膨大な時間を要する筈だ。おそらく
年内は無理だろう。今朝のワイドショーで、普段、中央高速道を
よく利用されている商業ドライバーの方々がインタビューされていた。
その中のお1人のコメントが印象的であった。

『荷物を届ける時間は決められているんですよね。
高速が利用できないと迂回路を通るしかない訳ですよね。ほかの
トラックも同じように迂回する訳だし、当然、迂回路は大渋滞ですよ。
その時間を予測し、決められた到着時間に間に合わせるためには、
早めに出るしかない訳ですよ。つまり、自分たちの睡眠時間を削る
しかないんですよ』と、苦渋の表情で答えるドライバー。

崩落など起こる筈のない、いや、起こってはならない筈の天井が
崩落し、通行不能になってしまったがために、利用者である彼の
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以降WLB)までが、
たちどころに崩れ去ってしまった訳だ。たまたま、こういうコメントを
されたのは彼1人だったが、その他大勢の同業者が同じ憂き目に
遭われることに……。

不幸にして事故に巻き込まれた方々、彼らのご家族、関係者の
方々のWLBも瞬時にして崩壊した訳だ。この事故を受け、急遽、
国交省の指示により、全国に点在する同様の設計仕様のトンネル
の緊急点検が始まった。そうした点検に携わる方々のWLBも
崩れることは必至だ。突然の悲惨な事故が原因で、個人のWLB
はいとも簡単に崩れてしまう。

今はまだ大丈夫、自分自身、WLBは十分取れているほうだ、と
思われている方々にも自覚していただきたいと思うことが…..。
それは、いつなんどき、何が原因で、今まで十分取れていた筈の
WLBが、ある日突然、一瞬でもろくも崩れ去る可能性があるということ。

タイムマネジメント(時間管理)の研修で出てくる考え方では、通常、
仕事は4つの種類に分類出来ると言われている。
1つ目:緊急、なおかつ重要な仕事
2つ目:緊急ではないが、重要な仕事
3つ目:重要ではないが、緊急な仕事
4つ目:緊急でも重要でもない仕事

私たちは、日頃、1つ目の仕事の対処に追われていることが多いように
思う。でも、この種の仕事ばかりしていると、当然のことだが、疲弊して
しまう筈。そこで大切なことは、2つ目の、「緊急ではないが重要な仕事」
を普段からきっちりこなしておくことだ。そうしておくことにより、1つ目の
仕事はおのずと減少してくる筈だと言われている。

事故が起きてから緊急点検を始めるのではなく、日頃からきっちりと
やっておくべきこと、即ち、「緊急ではないが重要な仕事」が、事前に
どれだけ十分行われているかが、ある意味、個人や組織のWLB実現を
左右すると言っても過言ではない。


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