ダイバーシティの事例の宝庫

この4月から友人がインドの会社に転職し、東京の自宅に
夫と子ども2人を残して単身赴任中。転職前は、日本で、
ダイバーシティ(多様性)や男女共同参画などに関する研修の
講師を務めたりしていた彼女は、以前にもNGO関係の仕事で
インドに住んだ経験がある。当時も、異文化の中での生活を通して
色々な発見をしていたことだろうが、今回の渡印でも、日々、
ダイバーシティ(多様性)のるつぼで揉まれている様子。

4月初旬の赴任以来、東京に住む、もう1人の共通の友人もまじえ、
3人で定期的にスカイプで近況報告をし合っている。
社内外を問わず、日々、多種多様なダイバーシティに直面する機会が
多々あり、まさにダイバーシティの事例の宝庫にいるみたいとのこと。
もし今も講師業を続けていたら、一生使える分だけの事例が既に
集まっているようだ。

彼女から聞く、それらの事例を、折に触れ、このブログでも紹介したいと
思っている。つい最近、聞いた話は、インド人たちの、時間に対する
観念について。

彼女いわく、現地の言葉では、「昨日」も、「明日」も、「明後日」も、なんと
すべて同じ、1つの言葉で表現されるらしい。この時点で、インド人が、
現地語で「明日」という言葉を発しても、それは必ずしも文字通りの「明日」を
意味する訳ではないという可能性が高いと言える。もちろん、すべての
インド人が必ずしも、みんなそうとは限らないが、概ね、時間に対する観念は
ゆるやかな人が多いようだ。

例えば、自宅の修理を頼んだ業者さんに、「いつ修理に来てくれますか?」と
尋ねて、「明日、行きます」と返事があったからと言って、それが現地語だった
場合は、必ず翌日に来てくれるとは限らないらしい。ということは、インドでは、
「明日」ではなく、具体的に何日と日付を言い、確認しておく必要がある訳だ。

この話を聞き、前職時代に、2日にわたる社内研修の講師をしていた時の
体験を思い出した。研修初日の終わりに、「では、明朝9時から始めますから、
9時には着席しておいてくださいね」と言うと、参加者の1人であるフィリピン人の
社員が、「その9時は、日本人の9時ですか?それともフィリピン人の?」と質問
してきた。どうやら、彼らにとって、日本人の9時は、9時ジャストのことらしいが、
フィリピン人の9時は、9時8分位まではOK、と同じ9時でもやや幅があるそうだ。
もちろん、必ずしもすべてのフィリピン人がみな同様という訳ではないだろうが、
傾向的には、インド人同様に、彼らの時間に対する観念も、どちらかというと
ゆるやかなのかも…..。

引き続き、インド滞在中の友人から、新たなダイバーシティネタを聞かせてもらう
ことが楽しみだ!


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