今朝の折り込みチラシを見て思ったこと

拙宅では、日経新聞と神戸新聞を定期契約購読している。
今朝の折り込みチラシを見て気づいたことが…….。
そのチラシは、サントリーさん販売のセサミンという一種の
サプリメントのような、健康食品の広告。

まず神戸新聞に入っていたチラシ。そこに使われている写真は、
イチゴが詰まった女性好みのスイーツ、ミルフィーユ。おいしそう!
書かれたキャッチコピーは、『60代。もらえるものなら、若さがほしい。』
キャッチコピーも広告本体の文章も、特に「女性」を意識した文面では
ない。ただ、写真から目に飛び込んできた色調は、イチゴの赤やカスタード
クリームのうすい黄色、それにパイ生地の薄茶色など、どちらかと言うと
女性読者を意識している感じだ。

次に日経新聞に入っていた、同じセサミンの広告チラシ。同一製品の
広告チラシだが、写真は、正直、何かよくわからないオブジェのようなモノ。
よく見ると斬新なデザインのハンドバッグのようにも見えなくはない。
ただ、そのオブジェに使われている色は、黒やいぶした金属のような茶褐色が
メイン。ミルフィーユに比べると、より男性を意識しているような感じがする。
しかも、このチラシに書かれたキャッチコピーは、『60代。男だって見ためが
気になる。』というもの。明らかに男性を意識しているチラシだ。

広告本体の文面は、特に男性、女性を意識したものではないが、このチラシが
折り込まれていたのが日経新聞という事実が面白い。この背景には、明らかに、
日経新聞の読者には男性が多い、という固定観念の存在がうかがえる。また、
この言葉の裏には、元来、男は見ためは気にしないはず、という先入観が
ひそんでいるのではないか。

この、折り込む新聞の種類によって、同一製品でありながら、チラシの内容を
変えて差別化をはかるというアイデアの考案者が果たして男性だったのか、
女性だったのか、私としては気になるところだ。もちろん、統計的に、
日経新聞の定期購読者には男性が多いというデータがあるのだろうが、
最近、通勤電車の中で、少なくとも、私が目にする限りは、働く女性が
手にしている新聞は、圧倒的に日経新聞が多いというのも紛れもない事実だ。

ひと昔前に、ある銀行が、『女性にもわかるファイナンシャルセミナー』と
銘打って、顧客サービスの一環として、無料セミナーを開催しようとした時、
そのキャッチコピーを見て、前職時代の知人が文句を言っていたことを、
今朝の一件でふと思い出した。「女性にもわかるだってさ。これって、元来、
女性はそういうことには疎いという先入観のあらわれで、ちょっと失礼だよね。
女性だって、そういうことに長けている人もいるのに….」と、当時、某外資系
企業のファイナンス(財務)部門の上級マネージャーをしていた彼女は言った。

それにしても、折り込む新聞によってチラシの種類を変えるとは、さすが、
大企業サントリーさんのなさること、と別の意味でも気づいた次第。


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