節分に、恵方巻き食べ、目、白黒

アッと言う間に1月も終わり、2月が始まった。
今日は節分。節分には恵方巻き(巻きずし)を吉方向を向き、
最後まで無言で丸かじりをするという慣習がある。
何かと慣習に乗っ取って行動することが好きな、結構ミーハーな
我が家でも、もう何年間も恒例の行事となっている。

近くのスーパーで予約をしていた巻きずしを購入。
夕食に母と二人で丸かじり。さすがに1本全部は多すぎるということで、
お互いに半分に切って、それを今年の吉方である北北西の方向を向いて、
無言で食べ終わることに…..。

私は少し細めのサラダ巻きにしたのだが、母は
普通の巻きずしが良いというので、普通の巻きずしにした。
見比べるとサラダ巻きの1.5倍の太さはある!
これを丸かじりして大丈夫かなと思いながらも、私のほうが
先にノルマのサラダ巻き(半分サイズ)丸かじりをクリア。

ふと向かいの席を見ると、体ごと北北西を向きながら、
必死で丸かじりを続ける母の姿が目に入った。
よく見ると、何やら様子がちょっとおかしい。
おいしいお寿司を食べている時とは思えない形相で、
とてつもない苦痛に耐えている有様ではないか。
どうやら巻きずしがのどにつまりかかっているような様子だ。私は、食卓に
置いてあるお茶を指さし、早く飲むようにと母に合図を送った。次の瞬間、
ちょっと待てよ、丸かじり中の母はしゃべってはいけないが、もう丸かじりを
終えた私はしゃべっても良いはずだということに気づき、『早くお茶飲めば!』
と声をかけた。母は、丸かじりを中断し、お茶を飲み、なんとか事なきを得た。

もうあとひと口という状態の巻きずしをお皿に置き、
『もう、ええわ、こんだけ食べたんやし…』と自分に言いきかせるように
つぶやく母。最後まで丸かじり出来なかったことがやや悔しげだ。
『そんな気にせんでもいいやん。どうせ最初から1本を半分に切ってるんやし、
1本丸かじりとは言えない食べ方してるんやん。節分の恵方巻き食べてて
窒息死なんてことになったらどないすんのよ!』と言う私に、母も納得したようだ。

今日の一句。
「節分に、恵方巻き食べ、目、白黒」
最後は字余りだが、季語もちゃんと入ってるし、我ながら傑作だと思うのだが…….。

 


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