インターナルvsエクスターナル フォーカス(パート1)

またしても日本の大臣の失態が露見。一国民として恥ずかしい限りだ。
来日中の国賓を招いての晩さん会を欠席して、自党の会合に出席するとは…..。
国会議員が国の行事より、内輪の集まりを優先するとは、職務を遂行していない
ということではないか。情けない限りだ。

昔、ある企業に役員秘書として勤めていた友人から聞いた話を思い出した。
当時、彼女のボスは、部下が時間をかけて苦労の末、アポ取りをしてきた
得意先幹部との会談予定を、自社の社長が会議をしたいと言っているから、
という理由で、いとも簡単にドタキャンしたらしい。
彼女は、これってなんか変、と思いながらも、ボスの命に従い、部下に連絡し、
会談予定をリスケしてもらうように頼んだらしい。部下が、表向きどういう理由で
会談のリスケをお願いしたか知る由もないが、まさか、車内の会議のため行けなく
なったとは言えないはずだ。その後の得意先との関係がどうなったものやら…….。

このことを、小さな町工場の社長をしていた今は亡き父に話したら、
こんな答えが返ってきた。『一企業の役員とはいえ、所詮そこでは一社員。
その社員の社内での行く末を握っているのは、得意先ではなく上司である社長
やからな。社長の言うことを最優先するのは、それが正しいかどうかは別にして、
サラリーマン社会ではごく自然なことなんや。うちみたいな中小企業では、
得意先に嫌われたら商売、続けていかれへんからな。何をさておいても、まずは
お得意様最優先や』と。まさに、晩さん会を欠席した大臣の、党内での行く末を
握っているのは、ある国の国王夫妻ではなく、自党内の重鎮や他の党員たち、
という判断がベースにあったのではないだろうか。

友人のボスも、国賓を招いての晩さん会を欠席した某大臣も、外の世界には
目を向けず、内側に、より目を向けているということ、すなわち以前勤めていた
外資系の企業で使われていた言葉を用いると、彼らは、
インターナルフォーカス(internal focus)だということだ。
<パート2に続く>


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