『出来ない』を『出来る』に!

ひょうご仕事と生活センターのモットーとして、“『出来ない』を『出来る』に”
という標語を掲げていて、研修や講演を実施するたびに紹介している。
今年の9月16日に、同センター主催の「仕事と生活のバランスフォーラム」で
ゲストスピーカーのお一人としてご講演いただいた、愛知県豊橋市にある
株式会社樹研工業の松浦社長によると、同社社内でも、社員全員が、
「出来ないは、出来ない理由を取ったら出来るになる!すなわち、この世の中、
出来ないことなんてほとんどないんだ!」と常々言われているそうだ。

この考え方は、仕事の場面だけでなくプライベートな場でも活かせる。
たとえば、私が趣味として精進している日本舞踊でも…..。実は、お稽古を
始めて以来、長年にわたり師事していた大先生が今年の2月に永眠された。
来年の2月4日に弟子たち有志が集まり、追善公演を行うことになった。
長唄の曲の調べが好きで、身の程知らずにも大曲「賤機帯」を舞うことに……。
大先生の芸養子である先生に、5月からお稽古を開始していただいたのだが、
なかなか振りが覚えられない。

加齢と共に記憶力も衰えているし、仕事の予定が立て込み、本来、月に6回まで
受けられるお稽古なのだが、前半は、月に2回しか行けないような状態が続き、
本番まで後2ケ月という頃になってかなり焦り始めた次第。船頭役の男性と二人で
相舞をする部分もあり、覚えが悪いと相手の方にも迷惑をかけてしまう。
『もうダメだ、わずか後2ケ月でとうてい覚えられる訳がない、どうしようっ!?』と
思っていた時に、上述の松浦社長のお言葉を思い出した。

私の場合、踊りの振りが覚えられない理由は、ひとえに稽古不足に尽きる。
今は亡き大先生がその芸養子の先生とお二人で、かつて舞われた同曲のDVDを
お借りして、ここ1週間、何度も何度も繰り返して見ながら、必死で音と振りを
覚えようとした。その結果、当然のことだが、かなり前進したようだ。
先週土曜日のお稽古では、今までで一番自信を持って、堂々と舞うことが出来た。
もちろん、細かい部分をド忘れしたり、まだまだ十分な出来栄えではないが、
まさに、『出来ない理由を取ったら出来るになる』を体感した経験となった。


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