多様性の森

2年前のこと。
高校の人権教育の一環で、ダイバーシティ(多様性)について話をしたことがある。
その際、ご担当の先生が生物の先生で、講義が終わった後、生徒たちに、
「みんな、ダイバーシティの森って勉強したよな。森は多様な生物や植物が共存して
いるから持続性があり滅びないって学んだこと、覚えているよな」と話されていた。

先ごろの台風12号で、不幸にして、和歌山、奈良の多くの地域で
土砂崩れが起きたことはニュースでも報道されていた通りだが、
ある番組のキャスターの言葉が頭に残った。

それは、土砂崩れが起きた山には杉と檜しか植えられておらず、
杉と檜は根の張り方が浅いので土砂崩れが起きやすいという話で、
根の張り方が深くてしっかりしている広葉樹が植えられていれば、
あそこまでひどい土砂崩れは起きなかったのではないか、というもの。 

そこにもともとあったはずの広葉樹は伐採され、
ビジネスに有効な杉と檜だけが植えられている山。
すなわち多様性に欠ける山。
その結果、不幸な災害に巻き込まれ、滅びることに……。 

“この時代”、企業も、いつなんどき襲い掛かってくるかわからない
脅威に備えて、多様な人財を活かし、持続性のある、強い組織体制を
構築、維持しておくことが必要不可欠ではないだろうか。


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