「スキルス闘病記」

公私ともにお世話になっている方のお父様が亡くなった。
昨夜、お通夜に参列し、帰りにいただいたものがある。
お父様が書かれたエッセイ「スキルス闘病記」という冊子だ。
昨年、罹患されていることがわかったスキルス性胃癌との
闘病記録を、最後の力を振り絞ってつづられていた。

その中には、病に負けたくない、もっと生きたい、というお気持ちと
でももう…..という悟りのお気持ちが何度も入り交じる、という
日々のご様子が如実に記されている。また、同時に、
ご家族やご友人の方たちへのあふれるばかりの愛と思いやりが
随所に見られ、涙なくしては読めなかった。

13年前に肺癌で旅立った最愛の父のことを思い出した。
最期のタイミングは父だけが知っていた。父が主治医に、
家族には絶対に内緒にしておいて欲しいと固く口止めしていたらしい。
父が旅立ったのは11月中旬。その年の8月には、来年の桜は多分
見られないと思うから、と言い、葬儀の段取りとかを指示していた父。
我慢強い人だったが、病室でテレビを観ていて、グルメーレポート番組が
放送されると無性に腹が立つ、と文句を言っていたことも思い出した。

Oさんのお父様のご冥福を心からお祈りいたします。合掌


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