天寿って何歳?

昨日、母宛に母の知人が亡くなったとのお知らせが届いた。
ご遺族からのお知らせ文には、「このたび、母のXYZが、
86歳の天寿を全うし、永眠いたしました」と書かれていて…..。
それを見た母が、不意に私に質問した。
「ねぇ、天寿っていったい何歳なん?やっぱり、86歳で死んだら
天寿を全うしたって言うのかなぁ」と。

ムム、この質問にはうかつに答えてはいけない、と今までの経験と勘が
私に注意信号を送ってくる! 母は今年の12月で82歳になるのだ!
答える前に少ない脳みそをゆすってみた私は、こう答えた。
「う~ん、まぁ、人が50歳位で簡単に死んじゃった昔に比べたら
86歳は長生きにはなるんだろうけど………。それに、今、日本人女性の
平均寿命が確か85歳位だから、それを超えたという点からみると、
まぁ、天寿を全うしたと言えないことはないかもしれないけど、
微妙だよね。だって、さんまのからくりTVには、95歳、100歳でも
超元気なお年寄りがたくさん登場するもんね」と。

私の返事に、妙に納得しているように見える母が、「そうやんねぇ。
86歳で天寿を全うって言うんやったら、私はもうあと4年で全うせな
あかんことになるやんねぇ」と話す。それを聞いた私は、
「それはあり得へんよねぇ。今の調子やったら、きっと100歳位までは
行けそうやもんね。あと18年もあるやんなぁ」と続けた。

死亡通知の文面を考えるときには、受け取る相手がそれを読んで、
どう感じるかという配慮が必要かも……。1通の死亡通知が、なかなか良い
気づきの機会を与えてくれた、と故人のご冥福を祈りながら感謝。まさに、
日々勉強だ!

今回の一件で、昔、友人が、話していたことを思い出した。
「誰かが亡くなったって聞いたら、必ずおいくつでしたのって、
亡くなった人の年齢をきく人っているでしょ。私は、あれってどうかと
思うねん。それって、高齢やったら亡くなってもいいんかってことに
なると思わへん?だから、私は誰かが亡くなったってきいても、
こっちから、故人の年は絶対にきかへんようにしてるねん」と。


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