時間の観念(パート2)

先日に引き続き、時間の観念について、もう一つ思い出した事例を書いておこう。
秘書として勤めていた時代のことだ。
上司のスケジュール管理の際に、一日の会議時間を午前や午後にばらけさせて
入れていたことがあり、その時に言われたことをまずご紹介。
『こんなにばらけて会議を入れられたんでは、まとまった仕事ができないよ』と
言われた。私なりに、会議に出ている間にかかってきた電話へのコールバックや
その間にたまった仕事を片付ける時間が必要だろうと気を利かせたつもりだったの
だが、そう言われてからは、会議の予定は、できる限り朝早い時間や午後遅めの
時間にかためて入れるようにした。

次に言われたことが….。
『一つ目の会議が10時から11時で、次の会議が11時から12時となっているけど、
二つの会議が同じ会議室で行われて移動の必要がないのならそれでいいけど….。
違う部屋で行われるなら瞬間移動でもしない限り、前の会議の終了時間と同じ時間
に行ける筈がないだろう』というもの。内心、『いったい、どうしろっちゅうねん!』とも
思ったが、確かに言われた通り、同じ部屋でない限り、そこまでの移動の時間も
考慮して会議の時間を決めないといけないのだ、ということに気が付いた。

その上司いわく、『11時から開始の場合、前の会議室から移動するのに3分かかる
としたら、時間通りに来た他のメンバーは、3分間、私が着くのを待たないといけない
だろう。それは、その人の時間を3分盗むことになるんだ』とのことだった。内心、
『そんなたいそうな!会議のメンバーの中では、あなたが一番上のレベルだし、
みんな3分位、おとなしく待ってるやん』と思ったが、確かに3分あれば、メールの
一つ位は返信できることもあるだろう。(3分あればチキンラーメンもできあがるっ!)

以前、部下の男性と梅田で待ち合わせをする際にも、『9時半にしましたよ』と伝える
と、『自分が乗る電車でその時間に梅田に着くのはあるのか』と訊かれた。ダイヤを
調べると、9時半に間に合うように着く電車は、9時27分着だということが判明。
それを知らせると、『なら、待ち合わせの時間を9時27分に変更してくれ』と言うでは
ないか。私にしたら、9時半も9時27分も3分しか変わらんやん、という気持もあった
が、梅田で部下の到着を3分待つのは無駄だということなのだ。

彼ほど極端に時間管理をすることが得策かどうか、いささか疑問も残るが、彼から
学んだことは、たとえ3分という時間でも、自分の時間を無駄にしてはいけない、
また、人の時間も無駄にさせてはいけない、ということだった。
たかが3分、されど3分、ということなのだ。


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