ダイバーシティ(多様性)推進の種

12日の神戸新聞の朝刊の地域ニュース欄に、神戸のある小学校で、
在校生代表が、新入生に中国語でお祝いの挨拶をしているという記事が
掲載されていた。

記事によると、この小学校があるのは、1972年の日中国交正常化に
伴い、中国残留孤児やその家族が移り住んだ地域で、同校では全校児童の
約一割が中国籍とのこと。

この中国語の挨拶は、既に30年以上続けられており、入学式のみならず、
運動会や音楽会など各種学校行事の際にも中国語のアナウンスが流される
らしい。総合学習で、児童は、中国語や中国文化も学んでいるそうだ。

『ダイバーシティ(多様性)を活かすための第一歩は、お互いに違いを理解し、
認め、受け入れることから始まる』ということを、いつもダイバーシティ推進の
ための講演で伝えているが、それをまさに日常のこととして実践されている
小学校が、こんな身近にあるということを知り、とても感動した。

違いがあることは素晴らしいことである反面、制約条件ともなり得る。
違いがあるために障壁となり得ることを、どちらか一方だけではなく、
その場にいる両者が、お互いに歩み寄り、障壁を取り除く努力を続けること….。
それこそが、ダイバーシティ推進活動が大きく前進することにつながる筈と
信じている。

この小学校で学ぶ子どもたちの心には、異文化に触れた瞬間、間違いなく、
ダイバーシティ推進の種が植えられることになるだろう。
大人になるまでの間に、その種から芽が出て、花が咲き、実がなるように、
うまく育てて行って欲しいものだ。周りの大人たちの先入観や偏見によって、
決してその芽が摘み取られることがないように…..。そう願う気持ちで一杯だ。


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