これもダイバーシティ推進活動の一つ!

今朝の日経新聞にインドネシア人の看護師候補者の在留期間を
1年間延長する方針が固まったという記事を発見。
同時に、彼らの国家試験の受験機会を増やしたり、今年度から
始まる日本語研修も受講できるようにするそうだ。

正直、日本ではまだ、ダイバーシティ(多様性)の推進に関しては、
あまり目立った取り組みがなされていないような気がしていた。
が、この一件では、日本政府も結構やるじゃん!と思った。

同記事によると、海外からの看護師候補者の中で、過去、国家試験に
合格したのはわずか3名とのこと。そりゃあ、日本語が母国語の日本人
であっても、難解な専門用語が続出の看護師国家試験に挑むなんて、
並大抵のことではクリアできるものでない筈。このニュースを目にする
たびに、何か特別な配慮ができないものかと、ずっと思っていた。

既に国家試験の設問に使われる専門用語を簡単な言葉にしたり、
漢字に読み仮名をつけたり、という配慮は始められていたようだが、
それに加えて、今回のような配慮がなされることは、大変素晴らしい
ことだと思う。アッパレ日本政府!と言いたい。

ダイバーシティを推進することは、すべての人をイコール(平等)に
扱うようにするということではない。個々人がもつ多様な属性や
個性(=違い)の存在が、その個人が生きていく上で制約となる可能性が
あるため、その制約をうまく取り除けるように、あるいは少しでも
緩和できるように、すべての人がもつ、それぞれのニーズに対して
フェア(公正)に扱うということだ。

その点、今回の政府の決断は、まさに、海外からの看護師候補者たちが、
外国人という日本人とは異なる属性をもつために生じる制約を緩和する
一助となることは間違いないだろう。自分とは異なる属性をもつ相手に
対して思いを馳せる…..。ダイバーシティ推進活動の第一歩だ。

同記事によると、今回の決定告示前には、関係省庁が国民からの意見も
募集するそうだ。スムーズな告示がなされることを切に願っている。


カテゴリー: 日記 パーマリンク