蝿の中の蝶

神戸市営地下鉄の三宮駅。西神中央行きの乗り場に向かってエスカレーターで
下る際、ふと見上げると読売新聞の広告の電光看板が……。
そこに書かれていた文章に、ダイバーシティ(多様性)に関する一文を発見。
今、正確に全文は思い出せないが、私にとって印象に残った文は一箇所。
『蝿の大群の中にいる一匹の蝶は気持ちが悪いと思われるかもしれない。』
通常、蝿は気持ち悪いけど蝶はきれい、と思う人は少なくないだろう。
マイノリティー(少数派)の気持ちは、自分がその立場になってこそ、
初めてわかるものなのだ、と改めて思った次第。

以前、友人が教えてくれた、金子みすずの「わたしと小鳥と鈴と」という詩を
ふと思い出した。友人のお子さんの国語の教科書に掲載されていたらしいが、
これって、まさに、ダイバーシティの詩だよねって。

    「わたしと小鳥と鈴と」   金子みすず作

私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、地面を早くは走れない。

私が体をゆすっても、きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、たくさんの唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんな違って、みんないい。


カテゴリー: 日記 パーマリンク