マナー向上についてのお願い?!

今日、阪急電車の中吊り広告に目がとまった。そこにあったのは、
マナー向上についてのお願いという内容の広告記事だった。

かなり前から、マナーに関するものが増え始めてはいたが、今までは、
「お互いに注意しましょう」といった自発的な振る舞いを促すような
トーンであったものが、ついに、電鉄会社が利用客に対して、
「車内のマナー向上について皆様のご協力をお願いします」的な、
懇願型のものになろうとは……。はっきり言って、世も末って感じ。

きっと、今、阪急電車には、連日のように利用客から、車内でマナーの
悪い人が居て迷惑しているからなんとかして欲しいといった苦情が続々と
寄せられているのだろう。

阪急電車は幼少時から通学にも利用していたが、振り返ってみると、
小学校時代には、車内にマナーに関する広告などは一切なかったように
思う。一体いつの間に、このようなマナーに関する広告がたくさん
出始めたのだろうか……。

昔は今ほどマナーの悪い人はいなかったように思う。また、もし居たと
しても、その場で気づいた誰かが注意をしていたのかもしれない。
今は、へたに注意をすると逆ににらまれたり、文句を言われたり、
イヤな目に合うことがあるので、みな、つい見て見ぬふりをしている
ことが多いようだ。また、電車の中でどう過ごそうと、人それぞれ、
個人の自由だ、他人にとやかく言われる筋合いはないと思っている人も
多いのだろう。

一昔前までは、良識ある大人には、共通の誇りや価値観のようなもの
があり、公共の場などで、著しくそこからはずれるような振る舞いを
する人は少なかったように思う。

多様性を推進するためには、まず個人を尊重することが重要だが、それは
決して個人のわがままを許すということではない。
組織に存在する個々人が、時と場合に応じた共通の価値観を持った上で
行動し、その結果、より良い結果を導き出すことができなければ、それは
多様性を活用できているということにはならないのだ。


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