人生2度目の文楽鑑賞

日本橋国立文楽劇場で文楽の名作劇場「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」を鑑賞。人間国宝、主遣いの吉田蓑助氏によるヒロイン深雪(みゆき)の動きの色っぽいこと!8月1日日記用写真
首の振り方から手の動かし方まで、所作のすべてが生きている人間よりも色っぽい。

人生初の文楽鑑賞は数年前。同じ国立文楽劇場で鑑賞したが、後ろのほうの席で、あまりよく見えなくて、つい眠たくなったこともしばしば。ところが、今回は中央の前のほうの席で、すっかり舞台に引き込まれてしまった。物語は、あぁ、すれ違い、行き違いの悲恋モノ。最後はなんとかハッピーエンドに。今なら携帯電話があるので有り得ない話だと思いながらも、情感のこもった太夫の語り口調やまるで生きているかのような悲しげな人形の動きを見ていると、思わず涙がこみ上げる。

人形浄瑠璃文楽は、太夫、三味線、人形遣いの「三業(さんぎょう)」で成り立つ三位一体の演芸。人形も、首と右手を遣う主遣い(おもづかい)、左手を遣う左遣い、脚を操る足遣いの三人が操作。「頭」と呼ばれる主遣いの合図で三人の呼吸を合わせるとのこと。
演じるのは男性だけなので男女共同参画とは言えないが、異なる役割を担う三者が協働して作り上げられる文楽は、まさにダイバーシティの成せる業と言えるかも。


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